Windows10>Defender>不具合
前回の続きでWindows Defenderのトラブルです。
PCは富士通 FMVA30DWG
元のOSはWindows7ですがWindows10にアップグレードして使用中です。
Windows Defenderが無効に戻ってしまう
お客様のPCをチェックしているとメッセージボックスに頻繁に「ウイルス対策を有効にする」の案内が出てきます。
クリックして「有効」に切り替えても数秒で「無効」戻ってしまいます。
Windows Defenderは市販のセキュリティーソフトがインストールされていると無効化されてしまいます。
しかしこのPCには市販のソフトは現在インストールされていません。
対処方法は?
ネット上には同様の症状で悩んでいる方が多いようです。
対処法を調べるとおおむね下記の方法に行きつきます。
①Defenderで一度スキャンを完了させる。
(スキャン開始直後に無効になってしまう)
② 市販のセキュリティーソフトをアンインストールする。
(現在、インストールされていません)
③ローカルグループポリシーエディターで有効化する。
(Win10 Homeの場合、標準ではこの機能は未インストールです)
④レジストリーエディターで有効化する。
さてどうしましょうか・・・。
③④のエディターは効果ありそうですがなんか違う気がします。
元々は正常動作だったと思われるDefederですが何かきっかけがあって無効化された訳ですからきっかけを探してみましょう。
別の観点で試す
■ウイルス、マルウエア感染?
■過去に入れていたかもしれない市販のセキュリティーソフトの影響?
この2項目でチェックしてみました。
●マルウエア駆除に便利なのが下記ソフト(無料)です。
●主要なセキュリティーソフトの完全削除は⇩ここからです。
<ウイルスバスターの場合>
結果は?
マルウエア検索の結果はいくつかの削除項目が見つかり隔離しました。
しかし、Defenderの有効化にはつながりませんでした。
セキュリティーソフトの完全削除も効果ありませんでした・・。
やはりローカルグループポリシーエディターやレジストリエディターでいじるしかないのかな?
と思いつつも、もう一つテスト。
【セキュリティーソフトを一度インストールしてアンインストールする。】
◆ ウイルスバスター無料版をインストールして再起動。
◆ 再びアンインストールして再起動。
結果:直りました!
有効化が継続します。スキャンも完了しました。
原因は?
正直、よくわかりませんね。
ただ、お客様はNTT光に契約されておりPCにはNTTのスタートアップツールがインストールされていましたがNTTセキュリティー対策ツール(ウイルスバスター)はインストールされていませんでした。
ひょっとするとセキュリティー対策ツールを過去に使われていてWindows10にアップグレード時に不具合が発生したのが原因かもしれません。
今回Windows10上でウイルスバスターを再度入れることで整合性が元に戻ったのかもしれません。(想像です・・・。)
<余談>
Windows10無料配布時に各セキュリティーソフト会社のHP上に注意事項として記載されていた事項。
・Windows10インストール前にセキュリティーソフトはアンインストールして下さい。
・Windows10インストール後にセキュリティーソフトを再びインストールして下さい。
となっていました。
いまだWindows10にアップグレードしたPCは色々な不具合が絶えませんね。
今回はWindows Defenderのお話でした。